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短編集『死神のホワイトチョコレート』~はるぽのアトリエにて好評発売中♡~

2022年4月1日

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♡短編集『死神のホワイトチョコレート』収録作品♡

 

◆死神のホワイトチョコレート◆

「大丈夫。怖くないですよ。行き先に間違いはないですか?」

 

人は最期を迎えると、この駅へと辿り着く。

俺はその案内人。

みんなを次の行き先へと導く――……

 

◆◇◆

 

誰しも母親のお腹に宿った瞬間から、一分一秒であっても、その時間というのは褒美を受け取るのに値する。

 

列車に乗車する前に訪れるのは、その人だけの特別な待合室。

上映されるのは、とっておきの走馬灯ごほうび

 

あなたの一番楽しかった想い出は何ですか?

あなたの一番嬉しかった想い出は何ですか?

 

これは最期を迎えた人を悩みながらも導く俺と

待合室に入ることの出来ない乗車人の物語――……

 

 

◇ひまわり◇

「もう、飛んじゃえ!」

 

背伸びをしても、ジャンプをしても届かないくらい、帽子が空高く飛んでいく。

炎天下の向日葵畑と私とあなた。

黄色い花弁と麦わら帽子とあなたとの約束。

真夏の私の一日。

 

◇ウグイスが鳴く夏に◇

「もう初夏だよな。今年はなんで、こんなに長いんだ……?」

 

ああ、今日もウグイスが美しく歌っている。

自分はこの自然目覚ましが好きだ。

夏に鳴くウグイスが巻き戻すのは大切な時間。

今ならわかる、わかるんだ――……。

 

◇私の新しい城◇

「これが私の城」

 

本当に靴を脱いで履くだけの小さな入口。

その横にある洗濯機。

そのすぐ斜め向かいにあるのがキッチン。

これはオッケー。こっちは、ある意味完璧。

それから――……。

 

私は大切な色を買いに行く。私の新しい城の。

 

◇私の散歩コース◇

「やあ、おはよう。今日も来てくれたんだね」

 

彼が今日も私に声をかけてくれる。

だけど恥ずかしがり屋な私は、彼の挨拶にお辞儀で応えるのが精一杯。

もうこの散歩コースを変えるしか、ないのかしら。

 

分かってる、分かってるわ。私ではダメだってこと。

それでもね、あなたに会いたくて、やっぱり毎朝の散歩がやめられないの――……。

 

◇タルトタタン◆

 

「……今日も、帰ってこなかった」

「お前なんか、どっかいっちまえ」

 

◇◆◇

彼から漂う、知らない香水の匂い。

その匂い、大っ嫌い。

お前が滅多に見せない、甘えたその笑顔。

俺以外に見せてんじゃねー。

ムカつく。

ムカつく。

 

すれ違う、想い。

離れていく、距離。

 

◆◇◆

 

ほんの少し苦くて、甘酸っぱいタルトタタン。

土台のタルトの甘みと、カラメルの苦みと、リンゴの酸味。

それはまるで、繰り返される月日を一緒に過ごしてきた私達みたい。

私たちが導き出す答えは、甘みか苦みか、それとも酸味か。

ねぇ、どれ――……?

 

◆◇◇◆◇◇◆

 

「死神のホワイトチョコレート」

2022/3/21 はるぽのアトリエにて好評発売中♡

書籍はこちらから

◆収録作品◆

死神のホワイトチョコレート
ひまわり
ウグイスが鳴く夏に
私の新しい城
私の散歩コース
タルトタタン

あとがき

 

✾はるぽのアトリエ:https://haruposatelier.booth.pm/

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「死神のホワイトチョコレート」は、はるぽの和み書房やpixivFANBOXで連載していたものに書き下ろし作品を加えた、読み切りばかりの短・中編集になります!ご購入をお悩みの方はぜひ、ブログや試し読みを参考にしてください♡

 

◇試し読みはこちら◆

死神のホワイトチョコレート

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