#試し読み

オリジナル小説

かぼちゃを動かして!⑧

かぼちゃを動かして!⑧    バクバクと速くなる心臓に反し、意識的に呼吸をゆっくりとすることで冷静さを保つ。  フィフィが何度瞬きをしても、その黒い物体は見間違いなんかではなく、確かに生き物 ...

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木漏れ日のアトリエ2

木漏れ日のアトリエ2    あっという間に左右にあるはずの瑞々しい葉を茂らせた木々は離れてしまい、心なし、車越しにもむわっとした生ぬるい空気が感じられなくもない。  自分は地面に足をつけてな ...

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木漏れ日のアトリエ

   一定のスピードで進むコンクリートの道が色を変えたその瞬間に、それに合わせて車が小刻みに揺れる。  反射的にハンドルを強く握り、素早く瞬きをして、しっかりと周囲を見逃さないように目を見開 ...

お縁描き堂・rie

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星のカケラ―はるのぽこ×ゆふまる―

星のカケラ   ✲ 詞・小説 はるのぽこ × イラスト ゆふまる ✲     ✲コノイロ ドノイロ ナンノイロ✲ 今日は ナニを 着ようかな 今日は ドノイロ しようかな ...

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かぼちゃを動かして!④

かぼちゃを動かして!④    声のする方を向くと、一人の青年がいた。背が高くて年齢の判断がつかないけれど、フィフィよりは年上で、きっと大人でもない。  フィフィが視線を頭二つ分くらい上へとあ ...

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かぼちゃを動かして!②

かぼちゃを動かして!②    けれども、ディグダとの鬼ごっこに決着がつくよりも前に、とうとうハロウィンの日を迎えてしまった。  いつも通り、何食わぬ顔でフィフィの前を飛んでいくディグダに、今 ...

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かぼちゃを動かして!①

  かぼちゃを動かして!①   「ねぇ、もう十分でしょ? いい加減、かぼちゃを動かしてよ!」 「まだまだだね。ちっとも顔が怖くない」 「どうして!? これ以上、どう怖くしろっていう ...

お縁描き堂・rie

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星のカケラ~episode3~シホのカケラ

シホのカケラ    大学内のカフェテラスに腰掛け、芝生広場を行き交う自分と同じ学生たちをぼんやりと見やる。時折、姉妹幼稚園の子どもたちが走り回ったりして、賑やかな笑い声が耳に心地よい。  手 ...

お縁描き堂・rie

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星のカケラ~episode2.5~守りたいカケラ―sideヒロandセト

星のカケラ~episode2.5~守りたいカケラ―side ヒロ     まずい。流石にやり過ぎた、と浩は思う。  今時あんなコメディ映画のようにオレンジを箱ごと転がす奴なんていないだろう。 ...

お縁描き堂・rie

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星のカケラ~episode2~アンナのカケラ

アンナのカケラ    先日買ったばかりのタイトなワンピースに身を包み、街を歩いていく。背筋を伸ばして、ヒールの音が程よく響くくらいに。  もうすぐ、とあるファッションショーの募集がある。事務 ...

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