オリジナル童話

世界の子どもシリーズ過去編、現代編をお楽しみ頂けます♪
いくつになっても楽しめる物語をテーマにしています。
よろしくお願いします!

オリジナル童話

earth to earth~古の魔法使い③~

2021/12/2  

  「久方ぶりに大地の巫女を選出する。此度の巫女はアンジェリシカだ」  そう族長に決められたのは、父と母を亡くしてすぐのことだった。 「それは……」  やりたくありません。そう言おうとして言 ...

オリジナル童話

earth to earth~古の魔法使い②~

2021/12/2  

   開け切った広大な大地のど真ん中に、一本の巨木が聳え立っている。ぐんと広く枝を伸ばし、そこから青々とした健康そうな緑の葉が瑞々しく生い茂っている。まるで果てしなく続く大地を優しく包み込む ...

オリジナル童話

earth to earth~古の魔法使い①~

2021/12/2  

   開け切った広大な大地のど真ん中に、一本の巨木が聳え立っていた。一体、何人分の、いや、そんなものでは例えられないくらいに太くしっかりとした幹の大きな木だ。ぐんと広く枝を伸ばし、そこから青 ...

オリジナル童話

ナタリーとキースの魔法茶屋~生きる刻があるうちは②~

2021/12/2  

 今回の企画の要とも言える打合せは、手ごたえを感じる形で終えることができた。繁忙期と重なった新企画。忙しさはまさに、ピークと言って間違いないないだろう。どうしても出社しなくてはならない案件が多く、出張 ...

太陽

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ナタリーとキースの魔法茶屋~生きる刻があるうちは①~

2021/12/2  

 カーテンの隙間から、日の光が差し込む。その光がいつもより遅めの朝を告げる。怠い身体をゆっくりと起こすも、普段なら横にいるはずの妻の姿は既になかった。ここ最近出歩くことが多く疲れ気味の自分を気遣い、起 ...

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ナタリーとキースの魔法茶屋~雨降れアンジー①~

2021/12/2  

 身体がだるい。重い。頭がガンガンする。  布団に潜りこんだまま、手だけを動かして、煩く鳴り響く目覚まし時計を止める。やかましい音から解放され、もう少しだけと思うも、その思いは尚も響く音で遮られる。そ ...

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ナタリーとキースの魔法茶屋~雨降りアンジー③~

2021/12/2  

 涙を流して、ようやく自分がどれほど傷ついていたのかを自覚する。そして、この恋は自分が思っているよりももっと大きなものだったのだと、今更分かった。  キースさんがそっとドアの方へ行き、カチャリと看板を ...

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ナタリーとキースの魔法茶屋~雨降りアンジー②~

2021/12/2  

「ショップのご利用ですか?」  女性にそう尋ねられ、シエナは一瞬焦る。しかし、その様子をみていた男性がパッと顔を輝かせ、シエナの前に一歩近づく。 「茶屋のご利用ですか?」 「あ、はい……えっと、お茶は ...

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ナタリーとキースの魔法茶屋~雨降りアンジー①~

2021/12/2  

   閉め切ったカーテン。薄暗い部屋。何だかいつもより身体が重い。寝ころんだまま、ゆっくりと伸びをする。じっと目を凝らしても、カーテンの下から太陽の光が漏れることはない。窓の向こうで、止まることなく水 ...

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太陽の子ども~後編~

2021/12/2  

 あくる日。  私はいつもよりも急ぎめで朝を告げる光を世界に注ぎ始めた。もちろん、ミアが気になって仕方なかったからだ。無事に家へと帰れたのだろうか。そう思うとまだ誰もいないであろうに、自然と視線が例の ...

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