オリジナル小説

世界の子どもシリーズ―未来編―「その扉の向こう側に」
フィフィの物語
その他、読み切り小説やコラボ企画の小説をお楽しみ頂けます!

よろしくお願い致します。

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陽によう

陽ようによう    炊飯器のスイッチを押す。  それを合図にグラスに注ぐのは、少し度がきつめのアルコール。  窓越しに日の光が差し掛かり、炊飯器が仏のごとく、輝きを放つ。  その光景を眺めな ...

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かぼちゃを動かして!⓪―HP限定episode&本リリースのお知らせ―

2024/2/3  

かぼちゃを動かして!⓪   はるぽかぼちゃを動かして!の限定0話です。初めての方はこちらからお読み頂いても大丈夫ですが、連載全てに目を通してくださった方向けに書いたものになります。作者として ...

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かぼちゃを動かして!⑧

かぼちゃを動かして!⑧    バクバクと速くなる心臓に反し、意識的に呼吸をゆっくりとすることで冷静さを保つ。  フィフィが何度瞬きをしても、その黒い物体は見間違いなんかではなく、確かに生き物 ...

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まわる、コーヒーカップ―旋―

まわる、コーヒーカップ―旋―   ※一話完結「めぐる、メリーゴーランド―螺―」と対の物語になります。まだそちらをお読みでない方は、―螺―からお読みくださることをお勧めします! 「めぐる、メリ ...

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めぐる、メリーゴーランド―螺―

めぐる、メリーゴーランド―螺―   『ここは運命の螺旋階段。登りついたその先に、あなたの人生みちがあります』    通された扉の向こうには、仄暗い一本の道が続いている。  その道を ...

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その扉の向こう側に~episode3~世界の子どもシリーズ―未来編―

その扉の向こう側に    遠くで風が吹く音が響き、それに合わせて竜巻が発生したのを目視する。  近づくとあれほどに恐ろしいのに、遠くからみるその光景は自然の神秘を感じさせ、飛び交う砂の粒子は ...

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木漏れ日のアトリエ2

木漏れ日のアトリエ2    あっという間に左右にあるはずの瑞々しい葉を茂らせた木々は離れてしまい、心なし、車越しにもむわっとした生ぬるい空気が感じられなくもない。  自分は地面に足をつけてな ...

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木漏れ日のアトリエ

   一定のスピードで進むコンクリートの道が色を変えたその瞬間に、それに合わせて車が小刻みに揺れる。  反射的にハンドルを強く握り、素早く瞬きをして、しっかりと周囲を見逃さないように目を見開 ...

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かぼちゃを動かして!⑦

かぼちゃを動かして!⑦    エプリアは前方の洞窟をじっと見つめたままで、あまりにも真剣なその様子に声を出していいのか分からずに、フィフィはコクコクと無言で頷いて返事をした。  すると、フィ ...

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私の新しい城

私の新しい城 はるぽこちらでは初めてですが、再掲になります    玄関から順に、確認の意味でゆっくりと歩き出す。  下駄箱はないから、パンプスやスニーカーを隅にぎゅっと並べて、正方形の本当に ...

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