それぞれのその年のクリスマスのゆくえ☆彡おまけのカケラ
以前、製本時に空いたスペースに書いていた数行のおまけのまとめです🎄🎍
☆レイン☆彡
✲おまけのカケラ①~日々積み重ねる強さ~✲
『クリスマス~夜景特集~』
いくつもの雑誌に目を通し、数パターンの事態を想定して計画を練る。
「やっぱ、美しいものを守るためには強さ……情報は大事だよな」
✲おまけのカケラ②~本当のプレゼント~✲
「これ……よかったら使って」
そう言って渡されたのは、自分の好きなブランドの新春の限定のお菓子。それもすぐ売り切れてしまうことで、有名なところの。
「ああ、ありがとう」
「ええ、それじゃあ」
そしてあいつはまた、ほんの少しだけ振り返り、ふわりと笑んで、その長く艶やかな髪を靡かせて、去っていく。
「絶対に証拠が残らないようなもの選ぶんだよな」
きっと、クリスマスプレゼントの代わりだろう。
そう思い、何気なく中を確認して、思わず顔を手で覆う。
『あんまり無理しないようにね』と一言、手紙と絆創膏がお菓子の中に紛れてた。
本当のプレゼントはきっとこっち。
そう確信してる。
☆セト☆彡
✲おまけのカケラ③~お正月のシフト連絡✲
『三が日、どこか一日だけならシフト入ってもいいっす』
これは闇取引じゃなくて、伏線回収。
たまには、大人の言うこと素直に聞くのも悪くなかったから。
✲おまけのカケラ④~さりげないプレゼント交換✲
「瀬戸君、あの……この間偶然貰っちゃったんだけど、ちびちびうさぎっこシリーズってすごく人気だから、申し訳ないなって思って」
「えっ……」
やっぱり、本当は俺からのクリスマスプレゼントだったっていうのがバレて、あのファンシーうさぎ、もしかして返却される?
陸野さんの言葉を聞いて固まっていると、彼女が笑顔で大きな箱を取り出す。
「あの、その。お礼に……これ、地元で有名なうどん屋のお土産。瀬戸君、寮で自炊もたまにするって聞いてたから。もしよかったら、どうかなって思って」
「…………うん。すっごい嬉しい」
「ほんと? よかった」
「……料理上手くないから、こういうの、助かるんだ」
ああ、嘘は言ってないけど、また余分な一言をつけてしまった。
本当は、君から貰えた、そのことが、純粋に嬉しい。
☆店長☆彡
✲おまけのカケラ⑤~これじゃ、ダメなんだ~✲
『激辛!カップ麺』
帰り道のコンビニ。
甘い匂いに酔って正反対の物を求め、それを手に取ろうとして、やっぱりやめる。
直接レジへと向かい、注文するものは、苦み。
「……ホットコーヒーをひとつ」
辛さじゃ、ダメなんだ。
本編は女の子目線で進んでいきます!episode1以降はしっかりと描写をリニューアル&当時とは違い、構成を途中で男の子目線の番外編を交えて組み替えて新しく進んでいく予定です♪
当時、チームBOYは店長が一番人気でしたが、episode0以降の本編&番外編ではダークホースを用意しております🐎✨
ぜひ、彼らの恋の行方を最後まで見守っていただけましたら幸いです☆彡
星のカケラはおまけのカケラがいっぱいあるので、また機会があればこれらも組み込みたいと思います!
よろしくお願いします🍊
to be continued……