はるのぽこ

世界の子どもシリーズNo.15_過去編 ～その手に触れられなくてもSecret episodeχ1～―流離の楽師―   ―サンムーン開放式典、開始直前― 「ソドレル音、８階７譜。……お時間が ...

かぼちゃを動かして！⑪   　ディグダの言葉と共に全身に血が巡り、身体全体が熱を帯びてくる。特に熱く感じるのは顔で、鼻の奥がつんとして、悲しいわけではないのに、目が勝手に潤んでいるのが鏡をみ ...

かぼちゃを動かして！⑩   　二人で並んで歩く屋敷までの帰り道。不思議と風はやんでいて、特にエプリアが詠唱をしなくても、毒草の花粉を気にすることなく、進むことができている。 　なんだか、足取 ...

かぼちゃを動かして！⑨   　エプリアの言っている言葉の意味自体は分かるものの、その本質的な意味が分からず、フィフィはじっとそのペンダントを食い入るように見つめた。 「よし、じゃあこのままま ...

世界の子どもシリーズNo.14_過去編～その手に触れられなくてもepisode7～   　足の先端を大理石に滑らすように、けれども決して音を鳴らして引きずらすことなく、カイネは右足を定位置に ...

ループ・ラバーズ・ルール全一覧     「……ダメ……それだとルール内じゃない」 「ゼロ・ファースト、任務だ。記憶しろ」 「……十八になったら迎えに来よう」 政府と研究所。 能力者 ...

イロ～めぐるたび～   いつも他ほかの色いろに塗ぬりつぶされる白しろ。 いつも他ほかのイロを塗ぬりつぶす黒くろ。 「どこへ行いけば、他ほかの色いろと同おなじようにキレイな色いろが出だせるかな ...

はるのぽこ男の子目線の、夢の中の約束の後編になります。数年前に書き上げたものですが、後編もほとんどそのままにしております(*- -)(*_ _)ペコリ。せっかくの再掲なので、最後の夢の中だけ、書き方も ...

魔法茶屋通信No.1～夢の中の約束―彼と私と夢の中―～   　これは迷える人の夢の中。 　虚ろな目をした目の前の男性を森の中へと誘いざなう。そして、その人が森の中で穏やかな笑みを浮かべたのを ...

星のカケラepisode0～まだ小さいカケラ～   「今日でバイト最後だから、これ三波にやるな」 　そう言って渡されたのは苦手な激辛フードの詰め合わせ。 「三波も激辛好きだったよな。今まであ ...