はるのぽこ

かぼちゃを動かして！⑯―フィフィの物語―   　意気込むフィフィをよそに、何故かシンとその場は静まり返ってしまった。 　交渉内容を聞いたエプリアはというと、微かに口を開いたまま、固まっている ...

かぼちゃを動かして！⑮―フィフィの物語―   　納屋に一歩足を踏み入れると、ツンとハーブの香りがフィフィの鼻をつく。けれど、それは決して嫌なものではなく、どこかほっとするような、フィフィを落 ...

かぼちゃを動かして！⑭―フィフィの物語―   　一呼吸して視線を本の方へと戻すと、ちょうど風でめくれたページがコウモリの巣について書かれているところになっていた。 　そこにも分かりやすく挿絵 ...

かぼちゃを動かして！⑬―フィフィの物語―   　フィフィが屋敷に向かって走り出そうとすると、エプリアに腕を掴まれる。そのままエプリアの顔がどんどんとフィフィの方に近づいてきて、フィフィの耳元 ...

秘密の地下鉄時刻表―世界の子どもシリーズ―No.25_過去編～その手に触れられなくてもep17～   　空間の中はシンと静まり返っているのに、凄まじい氣と魔力がひしめき合っていた。まるで電磁 ...

かぼちゃを動かして！⑫―フィフィの物語―   　掌に戻ってきた、量の減って少し汚れたコウモリの巣の藁を、もう落とさないように再び右ポケットの奥へと突っ込む。 　黒いフィフィの魔女服が揺れるの ...

2025GW特別更新のお知らせ＆スケジュール     🌸4月🌸   4/18 かぼちゃを動かして！⑫ 4/19 世界の子どもシリーズNo.25_過去編～その手に触れられな ...

ループ・ラバーズ・ルール_レポート10「感情」   「念のためもう一度確認するけど……本当に、喋ってただけ？」 　ユーキの確認に、リファとダイは並び、揃って何度も頷いた。怯えていたのが嘘かの ...

秘密の地下鉄時刻表―世界の子どもシリーズ―No.23_過去編～その手に触れられなくてもep15～   「…………」 　カイネは息を潜め、次なる一手を考えていた。 　相手は獣族の王。周りに控え ...

【小説×宝石】誕生石の物語―地球への贈り物―～3月アクアマリンの物語④～ 　アクアマリンと真珠は手を繋いだままに入り口を飛び降り、地球のすぐ傍までやってきておりました。二人に迷いはなく、地球までの距離 ...