#ファンタジー小説

オリジナル童話

earth to earth~古の魔法使いepisode2~世界の子どもシリーズ―現代編―

   開け切った広大な大地のど真ん中に、一本の巨木が聳え立っている。ぐんと広く枝を伸ばし、そこから青々とした健康そうな緑の葉が瑞々しく生い茂っている。まるで果てしなく続く大地を優しく包み込む ...

オリジナル童話

earth to earth~古の魔法使いepisode1~世界の子どもシリーズ―現代編―

古いにしえの魔法使い  開け切った広大な大地のど真ん中に、一本の巨木が聳え立っていた。一体、何人分の、いや、そんなものでは例えられないくらいに太くしっかりとした幹みきの大きな木だ。ぐんと広く枝を伸ばし ...

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その扉の向こう側に~episode2~世界の子どもシリーズ―未来編―

その扉の向こう側に    2XXX年――……  突如、月が割れた。  巨大隕石が、月に衝突したのだ。  この衝突により、月の裏面が失われた。巨大な月の欠片は海へと堕ち、発見されることなく海底 ...

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その扉の向こう側に~episode1~世界の子どもシリーズ―未来編―

 その扉の向こう側に  2XXX年――……。  突如、月が消えた。  太陽の光の届かないこの世界で、月の存在は絶大だった。  全ての動力は月光が源となっており、昼を生きる時でさえ、夜に蓄積された月光エ ...

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ナタリーとキースの魔法茶屋~生きる刻があるうちはepisode2~世界の子どもシリーズ―現代編―

生きる刻ときがあるうちは    今回の企画の要とも言える打合せは、手ごたえを感じる形で終えることができた。繁忙期と重なった新企画。忙しさはまさに、ピークと言って間違いないだろう。どうしても出社しなくて ...

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ナタリーとキースの魔法茶屋~生きる刻があるうちはepisode1~世界の子どもシリーズ―現代編―

生きる刻ときがあるうちは  カーテンの隙間から、日の光が差し込む。その光がいつもより遅めの朝を告げる。怠い身体をゆっくりと起こすも、普段なら横にいるはずの妻の姿は既になかった。ここ最近出歩くことが多く ...

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