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その手に触れられなくても~episode5①~世界の子どもシリーズ―過去編―

2023年10月6日

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その手に触れられなくても~episode5①~

 

 尋問室から出ても、そこから視界に映る範囲には誰もいなくて、既に先ほどの尋問官や見張り役であったテトはここを完全に去っているのが分かった。
 それにほっと息をつくと同時に襲うのは、ひどい疲れと、モヤモヤとした苛立ちと、苦しいほどに締め付ける胸の痛み。

 レムリアがあるのは深海と呼ばれる海の奥深く。その中でもさらに深いところに位置するのが城とその周りを囲む街。
 到底、ここまで日の光が届くはずなどなく、だからこそ、城の真上には人工の太陽のような巨大灯が設置され、王宮の周りには淡い光を放つハクヤシラが何千匹も飼われている。

 まだすぐ傍にいるパナトリアに気づかれることのないよう、リアは小さく目を瞑り、深呼吸をする。

 それと同時に探るのは太陽のエネルギー。リアはこの海の中で決して魔法が得意な訳でもなければ、魔力が強いわけでもなく、特段に人の表情を読むのが上手い訳でもなかった。
 けれど、その人のエネルギーをというのを本能的に感じ取るのはリアの中に秘めて、実は得意であったりする。

 もちろん、相手の考えていることや心が読めるといった、そういう能力はない。ただただ、記憶がないなかで相手を注意深く観察するようになってから、ふと、表情として表面化するものだけでなく、エネルギー的に怒っている、心配している、嬉しそう。そういう、感情に結び付いたものが、リリーや周りの人と比べ、人知れず自分は敏感であることが分かったのだ。

 最初こそ漠然とした感覚であったのに、それが明確に自分にとって得意なことだと自覚させたのは、太陽の存在だった。時刻が分かりにくいこの海の中でも、今は晴れている、きっと、夜。太陽のエネルギーというのだろうか、そういうのが、太陽を見ずとも、感じることで自然と分かるようになったのである。

 そして、それらは誰に打ち明けることもなく、密かに太陽のエネルギーというのを探ることで、リリーやテトと一緒でないときは必ず、人のいない時間帯や外の世界が夜であるタイミングを狙って、海岸沿いの方へと向かうように努めていた。リアなりに、自分の身を、守るために。

 深呼吸を終えて目を開き、またも、パナトリアに悟られぬよう、落胆の息を小さく零す。

 やっぱり……もう、日が昇りはじめてる。

 リリーに連れられ女王陛下の謁見に向かったのは夕刻。太陽が沈むか沈まないかくらいの頃であった。
 けれど、レンナとの騒ぎがあり。テトの聴取があり。リボンの尋問を終えた今、もはや時刻は明け方。
 恐らく、正確な時間で言えば、レムリアに住まうものの生活習慣からすれば、まだまだみんな、ぐっすり眠っていられる頃合いだろう。
 ただ、最近は日が昇るのも早いから、リアが今から海岸へ向かい辿りつく頃にはすっかりと日が出てしまって、外の世界は、環境的に魔法族が出歩くには難しくなっているだろう。
 予想はしていたけれど、それでも淡い期待を抱いて調べた太陽のエネルギーは、かなりの時間が経ってしまっていることを物語っていた。

 ああ、リリーがどうなったのかを、知りたい。
 ああ、アヴァロンとの約束が守れなかった。リボンだって……。

 どうして自分のことを嫌いだと言うのなら、話しかけてくるのだろう。どうして自分のことを視界に入れたくないというのなら、近寄ってくるのだろう。
 リアから関わる訳ではないのに、何故リアのことを嫌う人に、リアの時間や物や約束を壊されなければならないのだろうか。

 ねえ、嫌いな私に話しかける意味はあるの?
 ねえ、嫌いな私のリボンなんて、触れたくないでしょう?
 ねえ、嫌いなのは私でしょう? リリーとアヴァロンは……

 イライラとする感情を抑え込み、感情に呑まれて思考が停止しないよう、リアはもう一度目を瞑り、今後について考えだす。

 まずはリリーがどうなったかを、誰にも邪魔されずに調べなくては。
 でも……どうやって?

 膨大なエネルギーをもつ太陽ならまだしも、目の前にいる人物以外のエネルギー、離れたところにいる人のエネルギーを追って調べる、というようなことがリアにはまだできなかった。

 もし記憶があり、本来の自分の能力や魔力、魔法の使い方などを覚えていれば、離れたところにいる人物のエネルギーを探る、というのもできたのかもしれない。
 現に、テトや先ほどの尋問官たちがよく行っているエネルギー感知というのは、きっとそういうことなのだと思う。

 ただ、このエネルギー感知、というのも誰でもできるものではないようで、リリーは診察に関する氣の流れというのを見抜くのは上手いものの、感情や感知という意味ではあまりそういうのが得意ではなさそうで、逆にテトは感情や感知というのにかなり敏感であったのを、リアは一緒に過ごす中で感じていた。
 他にも、こういう感知系は黄色の階級の人が得意とすることが多く、けれども絶対に黄色の人だけに限ったものなのかというと、時折、水色でもそういうのが得意な人もいて、明確な境目というのが、リアにはまだ分からないままであった。

 そして、このレムリア内では、色別式に出たものは必ず、階級に因んだ得意な能力というのがそれぞれにあり、表立って何が自分の能力かという詳細は明かさないけれど、誰もが、何かしら自分だけの能力というのが使える。
 けれどもリアは、ひとり緑であるからこそ、おおよそのものであっても、何が得意なのかが誰にも分からなければ、記憶がないからこそ、自分自身でも分からなかった。

 しばらく過ごすうちに判明してきた、周りのエネルギーに敏感であることは、魔法と呼ぶほどのものでもなければ、能力とも言い難く、あまりにも漠然としていて、みんなのひとり緑で階級なしだから何も能力がないに違いない、という判断をわざわざ覆してまで口に出す気になれなかったのだ。

 それでも、薬を作るためにリリーに簡単な温める、冷やすといったエネルギー操作を教わってから、少しずつ、本能的に自分にも何か能力のようなものがあるのではないかと、無理矢理に抑え込まれている何かが目覚めようとしているような感覚が、リアの中に蓄積していった。

 そしてそれらは、この1年間、どれほど向き合っても戻らなかった記憶よりも、本能で覚え直すようなものだから、まるで生まれたての赤子のように、感覚的に進むしかないものの、逆に感覚的に進むからこそ、着実にリアの中で何かが動き出していたのだ。

「…………」

 ねえ、今の私には何ができる?
 もう何もできないと、ただ涙を零すだけなのは、いや。

 もう一度、まずは状況の整理から。今は、日が昇りはじめる頃。尋問室はたった今までリアが使用していた。王宮内に尋問室はひとつ。なら、必然的にリリーの方でも聴取があったにしても、もっと簡易的な部屋で行われたのだろう。となると、リアが尋問室に優先的に向かわされたということは、リリーの方がやはり、拘束度は緩いとうこと。ならば牢に入れられるのではなく、聴取後に一度帰され、待機になった可能性は高い。
 もしリリーが解放されていて自由に動き回れるのならばきっと、この近くでリアのことを待ってくれていたに違いない。だからこそ、そうでないとするならば、リリーは何かしらの理由で動きを制限されていると考える方がいい。

 ぐっと眉を寄せ、気持ちを無理やりに抑え込むように、再び目を瞑る。それと同時に思い出すのは、リリーが躊躇うことなく、自分のために魔法玉を放ってくれた、あの瞬間。

 心を、決めろ。

 リアは力強く目を開き、もうパナトリアに隠すことなく、姿勢を正し、深呼吸を一度ほど、する。そして気を落ち着かせると同時に、そっと瞼を閉じて、胸いっぱいに空気を吸い込むと、呼吸を一拍とめ、自分の中で感じる音や、水の流れ、遠くで感じる太陽のエネルギー。自分の生活に当たり前に存在するそれらと一体化するように集中し、その上で、全てを無にする。

 全身に静かに、けれども胸の奥底から光が溢れ出るような感覚を覚え、今だ、と本能的に何かが叫び、それに合わせて息を吐きだす。ゆっくりと、小さく、長く、けれども、深く。

 リアの口から吐き出される息に合わせて、小さな泡が時折漏れる。それと同時に、胸の奥底から溢れ出るような光の感覚は強くなっていく。それらが一定の感覚を超えたところで、強く、全身に何かが巡っていった。

「み、みどり……ちゃん?」

 パナトリアの声が漏れる頃には、リアの髪がふわりと大きく広がっていて、指の先端まで、自分の中の何かが巡り続ける。それと同時に誰かに背中を押されるかのごとく、ぐっと全身が上へと持ち上がるような感覚を覚え、ドクドクと激しく血が巡る音に、飲み込まれていく。

 カッと全身が熱くなったかと思えば、巡り巡った血と先ほどから感じていた光のような何かが合わさって、稲妻が走るような、とてつもない衝撃が身体を襲う。

 それに合わせて顔をあげ、目を大きく見開き、最後の息を激しく、吐ききる。
 途端、たくさんの人の顔が、一瞬でリアの脳の中を駆け巡る。

 王宮の入り口付近にリリー、その向こうにテト。いつもの秘密基地より少し離れたところにイルカたち、ああ、最悪。食堂付近に騒がしい人たちと、あと、敵意のない真っすぐなエネルギーを何か感じる。
 ……背後にまずはパナトリア、それからその奥底に……とてつもないエネルギー……女王陛下が、いる。さらにその向こうの海に、優しく気高いエネルギーと、もっと奥底の深海に、もうひとつ深く優しい、誰かがいる。その人を感じた瞬間に息がふっと楽になり、私を繋いでくれている存在、そんな感覚が身体と心に深く刻まれる。

 もう一呼吸して、その不思議な感覚と脳の中を駆け巡る映像がぐんと広がっていき、海の上に、情熱的な炎を感じ、深くフードを被る男性の姿がみえた。そこで驚いたようにリアは息を止め、今度はぜえぜえと、苦しく息を漏らす。

「だ、大丈夫か? みどり……ちゃん?」

 突然力が抜け、ペタンと床に座りこむ形で、顔を俯かせ、急激に走った稲妻がもたらしたエネルギーと身体の変化に、全力で追いつこうと、意識を切り替えるために、呼吸を整えることに集中する。

「うっ、あっ……」

 身体の節々が痛み、血と光のようなものが巡った身体の内側が、まだ熱い。意識を切り替えようとしたものの、そんなすぐに上手くはいかず、息もなかなか整えることができないまま、浅く、短く、ぜえぜえとしたものを繰り返すばかり。
 あまりにも痛くて、苦しくて。また小さく目を瞑ると、もう一度強く、情熱的な炎を海の上に感じ、魂が叫ぶかのように、藁を掴むような感覚で、反射的にそのエネルギーをぎゅっと胸の奥底に覚え直す。

 アヴァロン……

 瞬きをすると共に、今度はぐんと意識が天高くまで飛ぶような感覚になり、勇ましく豪快なエネルギーを感じたかと思えば、自分にその意識が戻ろうとするのに合わせて、陸の方で懐かしく守りたいエネルギーが小さく動き、途端に泣きそうになった。

「はっ。……はぁ……はぁ」

 ぼんやりとする視界の中で、ピンクの絨毯の上に、自分の長い髪が映る。

 あれ? 私の髪ってこんなに長かったっけ?
 あれ? 色が……

「ピンク……?」

 パナトリアの呟きと共にゆっくりと顔をあげると、髪が靡いて、自分の髪の淡い緑の色が、リアがいる周りの絨毯のピンクを飲み込んだ。

 絨毯のせいで、ほんの一瞬、絨毯のピンクと自分の髪の緑が違ってみえたみたい。
 床に座りこんだまま、じっと自分の手を見てみる。

「…………」

 どこか違って見えるけれど、今までと同じで。
 心なし、髪が伸びたような気がするけれど、自分の背面なんて自分でまじまじと確認することはないから、後ろ髪の長さはこんなものだったと言われれば、そうなのかな、となるくらい。

 けれど、明確に苦しいところがあり、リアは視線を落とす。

「……縮んだ?」
「いや、逆だと思うよ、みどりちゃん……」

 先ほどの血と光が巡る感覚により胸が苦しいのかと思ったものの、普通に、物理的に苦しいのだ。

 サイズがぴったりだった白い胸当ては、いつの間にか、ギリギリ。
 そのまま視線をさげると、よく言えば華奢、周りの悪口そのままに言えばチビであった自分の身体は、どこか同じ年ごろであるリリーやパナトリアに近づいたかのように、くびれ、と言われるものがなんとなくではなく、明確に見て取れるようになった気がした。

 成長期……?
 それとも騒ぎでたくさんのエネルギーを受けたから、やっぱり服が縮んだ?

 呆然とそう思っていると、先ほど感じた勇ましく豪快なエネルギーを本能的に海の遥か高い位置で感じ、『くははははっ、あの阿保め』と誰かが言ったような気がした。
 それとほぼ同時くらい、リリー、テト、アヴァロン。それに海の向こう。いくつものエネルギーが動き回るのが感じられた。

 リアは顔をキョロキョロとさせて、パナトリア以外に本当に近くに誰もいないのかを確認する。
 けれど、この時間帯。廊下はシンと静まり返っていて、食堂の向こう側で嫌な予感がする騒がしそうなエネルギーをぼんやりと感じるだけ。後は、不気味なくらいに無の、とてつもないエネルギーを放つ、女王陛下が向こうで鎮座しているのが、わざわざ感知しようとしなくても、分かってしまうくらい。

 リアは座り込んだまま、傍でこちらをみつめているパナトリアの青い眼鏡越しにある濃い黄色の瞳を見つめ返しながら、聞いてみる。

「今、阿保って言った?」

 パナトリアが珍しく、腹を抱えながら、はははっと声をあげて笑い、言う。

「これだけすごいこと起こしておいて、聞くの、それ? みどりちゃん、面白すぎるでしょ。はは、あはははは」
「……やっぱり違うよね?」

 笑いすぎたのだろう、パナトリアの瞳の周りには小さな涙の泡が纏わりついていて、それを拭おうと、大きな青い淵の眼鏡を外す。

「さすがに、思っても阿保なんて口には出さないよ。私はね。あー、こんな純粋に笑ったの久しぶり。……やっぱり、みどりちゃんを研究したかったけど、うん。もうする必要がなくなったなぁ」

 訳のわからないことを言うパナトリアを見上げながら、首を傾げる。その動きに合わせて、ピンクの床につく長い髪がさらりと動いて、海の中だからこそ重さは分からないはずなのに、いつもよりも重いような、やっぱり何かが変わったような感覚を拭えきれなかった。

 すると、涙を拭き終えたパナトリアが突然にこちらを向き、眼鏡を外したままに、にっこりとリアに微笑む。
 その黄色い瞳のど真ん中、若干にこげ茶を混ぜ込んだような黒目の部分が動き、瞳孔が、まるで万華鏡のように不可思議に、けれども精巧に美しく、様々な模様を浮かび上がらせては、形を変えていく。

「綺麗……」

 思わずそう声を漏らすと、パナトリアはリアの手をとり、くいっと引っ張り上げて、リアを立たせる。
 そして、その動作に合わせて耳打ちする。

「……ここもどこかで見張られてる。だから、当たり障りのない話し方を、する」

 間近でみるその瞳は決して嘘偽りがなくて、リアは気づく。
 ああ、この人は研究者として以前に、人としても真を貫く人なのだろう、と。

 だから、あえて頷きもせずに、けれどもその瞳を見つめたままに、とてもゆっくりと、一度だけ、瞬きをする。

 それに合わせて、パナトリアは眼鏡をかけ直し、リアから視線を逸らして、いつものからかう口調を強めに、話し出す。

「いやぁあ、残念だな~。魔力なしっていう、みどりちゃんのエネルギー反応を記録できたと思ったけど、忘れてた。腕輪がないから、記録ができてないな~。尋問室に行くってことだから、まじないや魔法に反応しないよう、王宮に勤めし研究者に与えられる称号たる腕輪、今回だけ特別に外してきちゃってるんだよ」
「腕輪?」
「そう。王宮に勤める者はみーんな、って言いたいところなんだけどね? これ、結構特別な称号なんだよ? 王宮でも古くから務める大臣や、女王陛下の側近とか、そういう女王から認められた人にしか与えられないんだ」
「…………そうなの?」
「そう。そんなすごいのを貰ってるんだけど、どうだい? さっきのエネルギー反応、記録取り損ねちゃってるから、やっぱり私の研究室に来ないかい?」
「け、研究材料にはならない……!」
「残念だな~。腕輪もらったって言ったら、見直してくれると思ったのに」

 見張られている、そう伝えられたからこそ、リアはいつも通り、警戒心を最大級にして、パナトリアから距離をとってみる。

「う、腕輪って何か知らないけど、そんなんで研究材料にされるわけないじゃない」

 そう言って去ろうとしたところで、パナトリアがしっかりと、のっかってくれる。

「そうかな? みどりちゃんの大好きなリリーちゃんも、ずっとこの腕輪をって言われてるんだよ?」
「え、リリーが? 腕輪してるのなんてみたことない。というか、リリーは無事なの!?」

 本当に知りたいことを聞く機会と、パナトリアに不自然なく詰め寄る機会の両方を得て、リアは尻尾を蹴り飛ばすような独特な泳ぎで、ぴゅんと元居た位置へと戻る。

「知りたい? 研究室に来てくれるなら、いいよ?」

 わざとらしく手を腰にあて、もう片方の手をリアに差し出してくる。果たして演技なのか、それとも本当に研究材料にする気なのか全く分からないような、リアの苦手な、からかうような笑みを浮かべながら。
 だからリアは気が立っているのをそのままに、差し出されたパナトリアの手を払い除け、答えはNOだとでも言うように、パナトリアの顔面に近づき、睨みながらに言う。

「絶対に嫌。信用ならない! 自分でリリーを探すわ」

 すると、パナトリアは「まぁまぁ、落ち着いてってば」と言いながら、払い除けられた手を摩るようにして、リアの耳元付近を通り抜けるような形で、リアの背後へと回り泳いでいく。
 その泳ぎ方まで、リアをからかうように尻尾をわざとらしく大きく揺らすものだから、傍から見ればこのやりとりも、泳ぐスピードも、不自然なく耳打ちを聞き取るのには十分すぎるくらいだった。

「腕輪をつけたものは、女王に常に監視される。逆らうと腕輪のまじないが発動して命が奪われるんだ」

 それを聞いた瞬間、リアは尋問のときでさえ、表情を抑え込んでいたのに、目を見開いてしまう。
 表情を漏らしてしまうことを予測していたのか、パナトリアのしっぽがちょうど、リアの鼻のあたりにくるようにしてくれていて、視界の全てがパナトリアの黄色がかった尾で覆いつくされていた。

 

 

episode5➁

 

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